DHA・EPAと病気の関係について

DHAは必須脂肪酸の一種で、食べることで体内に取り込むことができます。

DHAは、細胞の間隔が極めて狭い血液脳関門を通ることができる唯一の脂肪酸のために、脳を中心とした神経組織の中に多く含まれています。

アルツハイマー型の痴呆症の人は、海馬にあるDHAの量が半分以下になっていたとの研究結果もありますように、DHAの摂取は、認知症の予防効果が見込めるようです。

ただし、ただ摂取するだけでは効果が少なく、ある80代の男性は1年間摂取し続けた結果、計算能力が向上したのには、摂取後、20分程度の散歩を1日2回程度行っていたようで、運動をすることで、相乗効果が出たようです。

また、ピアノなどの楽器やクイズを解くなどの脳への刺激を与えることで、より効果が見込めるものとされています。

病気ではありませんが、赤ちゃんに母乳を与えているお母さんが積極的に摂取すると、母乳を経由して赤ちゃんの知能の発達に効果的という研究結果もありますので、取り過ぎはダメですが、適切な量を摂取することをお勧めします。

EPAは、DHAと並んで多価不飽和脂肪酸の一種で、体内では作りだせないのですが、非常に有用な栄養素です。

DHAと同様に青魚の多く含まれていて、食べものからの摂取する必要があります。

EPAを摂取することで、心筋梗塞、虚血性心疾患、動脈硬化、血栓症高脂血症、脳梗塞、などの予防及び改善に寄与しています。

また、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を緩和する役割があるとの研究結果も報告されています。

それ以外には、中性脂肪を減らす作用から糖尿病の合併症の解消や予防、アルコール性胃炎の予防、潰瘍性大腸炎に対する抗炎症作用、腎炎の炎症の改善、ネフローゼ症候群の炎症の改善、変形性膝関節症の痛みの改善、気管支喘息の気道の炎症の改善、慢性関節リウマチの消炎作用、耳鳴りや難聴に対する神経細胞の機能強化、乾癬の炎症の改善、痴呆症の発症や進行の予防、腎不全の動脈硬化症を発症する危険因子に対する予防、などEPAの血液をサラサラにする効果が多くの病気に対して有効となっています。